2026 年 3 月 10 日(火)
【開催レポート】ウリウリばあちゃんの「今が楽しくなる」素敵な生活 お話会
3月7日(土)、板橋区立文化会館で『ウリウリばあちゃんの「今が楽しくなる」素敵な生活 お話会』が開かれました。
このイベントは公益社団法人長寿社会文化協会といたばし対話プラスの主催で行われ、YouTubeやInstagramで活躍されている「ウリウリばあちゃん」をお招きし、その生き方やライフスタイルについてお話を伺い、会場に集まった参加者で対話を深めるイベントです。
多様でポジティブなシニアライフの可能性と、自分らしく年齢を重ねるヒントを発信するとともに、世代間の理解と共感を促進できればと企画しました。
会場には、シニア世代のみならずユーチューバーとしての彼女の活躍を裏付けるように、若い世代の姿が目立っていたのが印象的です 。
畳の上でくつろぎながら耳を傾けるアットホームな和室での開催ということもあり、登壇者と参加者の心の距離がぐっと近い、温かなひとときとなりました 。
【第1部】講演
八ヶ岳の山奥で40年、機織りや発酵食品作りなど、日々の暮らしを「作品」のように慈しんできたウリウリばあちゃん 。講演では、森の家での豊かな生活や、離れて暮らす家族との物語、そしてシニアユーチューバーとして歩み出すまでの軌跡が語られました 。
特に胸を打ったのは、彼女の次なる目標である「スクリーンに映る女優になる」というお話です。
その原点は、幼い頃に映写技師だった叔父さんと交わした約束。
今はもうこの世界にいない叔父さんとの約束を大切に抱き続け、「叶うかどうかより、挑戦することに価値がある」と年齢の枠を軽やかに飛び越えていく姿は、多くの参加者に勇気を与えました。
また、家族との向き合い方についても深い学びがありました。
心地よい距離感は人それぞれで、近くにいることだけが「大切にする」ことではないのだと考えさせられました 。

【第2部】対談
続く福祉ジャーナリスト・浅川澄一氏との対談では、ウリウリばあちゃんの「ADHD」という特性にフォーカスしたお話が深まりました 。
自身の特性をネガティブに捉えるのではなく、ありのままの自分を認め、プラスに活かして力強く生きてきた彼女。
自分を大切にすることが、結果として周囲や人生を豊かにしていくのだという実感が伝わる対談となりました。

【第3部】対話
最後は「いたばし対話プラス」のファシリテーションにより、グループごとに「夢を棚卸し」するワークショップが行われました 。
眠らせていた夢を言葉にすることで、参加者一人ひとりが自分の願いに光を当てました 。
ウリウリばあちゃんが贈った
「今の自分にできる形で一歩だけ踏み出せばよい」
という言葉は、参加者にとって、年齢や環境といった「目に見えない壁」を取り払い、自分自身の可能性を再発見するための大きなきっかけとなりました。


